恐怖(きょうふ)は現実もしくは想像上の危険、
喜ばしくないリスクに対する強い生物学的な感覚。※Wikipediaより
恐怖とは一体何なのか、考えたことはあるでしょうか?
恐怖とは、上に書いたとおり、自分の身に及ぶ危険を予測した時に感じる感情です。
これは、ある意味、第6感と言われる物なのでは無いでしょうか?
要するに勘であると思います。
恐怖心とは現在進行形ではなく、常に過去や未来の事柄について意識が向いています。
どういうことか考えてみましょう。
まず、具体的に、どのようなことを予測した時に恐怖を感じるのか、
分かりやすい物の一つが、痛みではないでしょうか?
痛みとは怪我や、病気ですね。
それらは、生物が存在することの本質である生命に直接関わってきます。
ですから、怪我や病気から、生物は生きるためには出来る限り避けなくてはいけません。
そのために、恐怖という感覚で、怪我や病気などに出くわしてしまうと感じた時。
それらを回避するために恐怖を感じることで、生命の危機から自らを回避させようとするのですね。
意味が分かりませんなぁ。と、言う人は次の状況を想像してみてください。
どのように恐怖を感じているかポイントで考えてみてください。
例:
- 自分の手を、自分で包丁で切りつける。
- 傷が5cmほど出来て大量の血が出ている。
- 止血も終わり痛みも消えました。
想像してみましたか?
では、順を追って考えて行きましょう。
例:
- 自分の手を、自分で包丁で切りつける。
┗切りつけたら、どれくらい痛いのか恐怖を感じる。
- 傷が5cmほど出来て大量の血が出ている。
┗血が止まらなかったら。
など、怪我がどうなるかについて恐怖を感じる。
- 止血も終わり痛みも消えました。
┗このような怪我を再び体験するのではないか恐怖を感じる。
だいたい、例 で感じる恐怖を具体的に説明すると、この様になるのでは無いでしょうか?
ここで、注目していただきたいのが、
1.2.3. で感じている恐怖は、
どれも現在進行形ではないと言うことです。
1.2. は、未来についての恐怖です。
この怪我は、自分にとって危険であるということを予測して感じてる恐怖です。
3.は、過去の恐怖を思い出しての恐怖 + 未来に同じ体験するのでは?と、いう恐怖です。
よく、事が終ってからの方が恐怖心が大きいなどと言うのは、
3.のように、過去と未来への恐怖が重なり増幅するのが原因かもしれませんね。
さて、ここまで話して、何が言いたいのか、まだ、見えてきてませんよね?
もう一度、例 を確認してください。
例:
- 自分の手を、自分で包丁で切りつける。
┗切りつけたら、どれくらい痛いのか恐怖を感じる。
- 傷が5cmほど出来て大量の血が出ている。
┗血が止まらなかったら。
など、怪我がどうなるかについて恐怖を感じる。
- 止血も終わり痛みも消えました。
┗このような怪我を再び体験するのではないか恐怖を感じる。
例 で感じてる恐怖は、最初に書いた通り
現在進行形ではなく、常に過去や未来の事柄について意識が向いています。よね?
もっと、言えば、
予測なので最終的には未来にだけ意識が向いています。
どういうことか?
簡単に言ってしまえば、
人間が恐怖心を持つのは”未知”についてです。
例 で書いてある恐怖心は、全て予測です。
その予測の中にある具体的な言葉は、
どちらかと言えば、恐怖心を和らげるために予測しているのです。
予測できないことに恐怖を感じているのです。
分かりやすく書けば
例:
- 自分の手を、自分で包丁で切りつける。
┗切りつけたら、どれくらい痛いのか恐怖を感じる。
切りつけたら、どれくらい痛いのか恐怖を感じる。
↑この文章のどの部分で一番恐怖を感じているのか?
それは、
”どれくらい痛いか”この部分なんです。
ここで注意しなくてはいけないのが、
痛みと、恐怖を感じるということは、似ているようで別物なのです。
痛みとは、現在進行形で感じる生命への危険です。
ここまで、理解していただけたでしょうか?
では、
人間が恐怖心を持つのは”未知”について。
もっと分かりやすい例を出しましょう。
それは、
”死”です。
死後はどうなるのか分からない。
国や宗教、育った環境で紆余曲折。
生きている者で、それを知ってる人は言えません。
人類永遠の謎。即ち未知ですね。
死が怖くない人は、本当に極まれですよね。
恐怖の正体は、
”未知”です。
他にも、
お化けや、
幽霊なども、怖いですよね?
これらは、命の危険を表すものなのか?それとも無害なのか?
それすらも分からない。即ち
”未知”ですよね?
それでも、怖いですよね・・・
ここまで長々と書きましたが、
これが、本当に恐怖の正体なのではないでしょうか?
未知が恐怖の正体ということは、恐怖の正体は存在するのでしょうか・・・?
←これをクリックしていただければ恐怖心は和らぐかも知れません。
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